妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

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きろく

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    ★の多いほど『あからさま』
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白い城

 近づき 交わり そして …
白い城
オルハン・パムク / 訳/宮下 遼
4894347180

17世紀後半のオスマン帝国での物語。
乗り込んでいた船が襲われ、若くして捕らわれの身となったヴェネチア人の “ わたし ” は
自分と瓜二つのトルコ人学者 “ 師 ” に奴隷として買い取られた。
そっくりな外見を持ちながら その内面は正反対の “ わたし ” と “ 師 ”
「 自分 とは何か 」 という問いにに直面することによって
互いのことを深く知るようになる2人。
ある日 ついに …


「 西 」 と 「 東 」 の対比。
その宗教、科学、文化文明 考え方の違い 互いの隔たりを
外見はそっくりな “ わたし ” と “ 師 ” の葛藤を通して読ませます。

奴隷として “ 師 ” に使われる立場の “ わたし ” は
“ 師 ” の取り組んでいる研究、発明に協力させられるうちに
十数年の月日を異国の地で過ごします。
2人はある時から、自身の存在を探るべく己が半生を筆記し始めます。
その作業が互いへの理解を深めていくのですが
序々に相手と自分の境界がブレ始めて …

どちらが自分でどちらが相手なのか判らなくなってゆく2人に
ちょっとドキドキです。
“ 師 ” に羽交い絞めにされて、鏡に映り込んでいる そっくりな2つの顔 を
見せ付けられた “ わたし ” が動揺する場面なんて かなりドキドキ。
自分と相手 それぞれの存在丸ごと が侵食しあって判らなくなってしまうって
ある意味 官能的だわ なんてね。

最終的に彼らが到ったあの結末、最後の “ わたし ” はいったい誰なのか。
そのまま受け取るべきか それとも …

微萌度 : ★★ ( 「師が時々ツンデレ」なんて表現は間違ってる? )

テーマ : 腐女子的読書感想
ジャンル : 本・雑誌

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