妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

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きろく

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笈の小文

 戯れに超意味深なネーミング
100均で衝動的に 『 えんぴつで書く奥の細道 』 を買う。今更 ・・・ (苦笑)
奥の細道といえば 曽良さんの存在が好きだったりするんですが
これはあの方の立場に対しての萌えといった感じ。
芭蕉さんとの関係に関してニヤリを感じさせる人物といえば
これはもう 杜国さん で決まりです。( 人物紹介は以下に )

ということで 『 笈の小文 』

芭蕉さんの “ ちょっぴり切ない幸せのひと時 ” 紀行文。
空米売買の咎で領国追放、流され中の身の杜国さんがひっそり暮らしている処を
「 訪ねてみようと思い立って引き返した 」 云々 とあるのですが
これって計画的な匂いがムンムンしますよな(笑)
なんといっても杜国さんは咎人なわけだから大っぴらには会いに行きにくい、
だから旅の途中で フと思い立ってご機嫌伺いしてみたまでさ~的な感じに
演出してみてるんだけど本当は旅そのものが杜国さんに会う為に計画したもの。
だって思い立ったからって約100キロも引き返すって ねぇv
いや、本当に衝動的だったからこその100キロ後戻りなのかな?
で、引き返した芭蕉さん 「 鷹(杜国さん)一つ 見付てうれし いらご崎 」 なんて
読んでるこっちが ニヤリとうれし な句をよんじゃう。素敵すぎですよv
せっかく会えたものの、その場から手に手をとって旅路につくには
杜国さんの立場上色々問題があるもんだから
ここは一旦別れて伊勢で落ち合う約束をする2人。
再会してからの道中がもう いちゃいちゃ全開ですよ。
杜国さんったら 「 この道中は私のことを万菊丸と呼んでください 」って
そりゃ実名名乗って旅するわけにもいかないだろうし、
道中の戯れ気分もあっての仮の名を ってのは解るんだけど
万菊丸て! なんて意味深な名を貴方(笑)
で、興に乗った2人が笠の内側に書き付けた句がまたニヤリ。
その後の道中でも2人でいる幸せ感が滲み出まくった句を読む芭蕉さん。
笈の小文は最高に素敵な紀行文ですv

微萌度 : ★★★★ ( 『 野ざらし紀行 』 での 杜国さんに贈った一句も素敵すぎv )

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坪井杜国 ( 坪井庄兵衛 )
名古屋の裕福な米穀商。尾張蕉門の有力者。
無い米をあると思わせて商取引をする空米売買をしたことで
詐欺の罪に問われ、領国追放の身となる。
三河で隠棲生活を送るがこっそりと芭蕉先生と旅をしたりもしている。
34歳で病歿。
芭蕉先生とは文を交わしていたようだが
亡くなる少し前には音信が途絶えてしまっていたらしく、
芭蕉さんが書いた 安否を尋ねる熱烈な手紙 が現存しているそうな。
きっと杜国さんは病が重くて手紙が書けなかったのね。
芭蕉さんの手紙はちゃんと読めたのかな ・・・ 読めていたならいいな ・・・
杜国さん没後も想い消えない芭蕉さん。
嵯峨日記での涙しながら懊悩する様はあまりに切なくてもう ・・・

『 野ざらし紀行 』 より 
 杜国子に贈る
白げしに はねもぐ蝶の 形見哉  芭蕉
( 美しい白芥子の花にとまった一羽の蝶は別れの情に耐えかねて
  飛び立つ折に自ら羽をもいで形見として残していったよ )
白芥子 = 杜国  蝶 = 芭蕉
まだ元気で幸せが始まったばかりの頃の句。なんて美しい そして妖艶v

テーマ : 腐女子的読書感想
ジャンル : 本・雑誌

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