坂木 司著 【 切れない糸 】
『 お前が、“ どこか ” だったらいいのに・・・ 』ちょっとした探偵物っぽく、謎の解明 事件解決を経て 人が地域が見えてくる、
そんな短編を連ねて構成されたお話。
東京の古い町の商店街にある アライクリーニング店。
そこの一人息子 新井和也23歳。
父親の急逝をきっかけに アライクリーニング店を継ぐことになります。
知識も自覚も少ないまま 成り行きで仕事を始めた彼が
町内の人間関係に 時にうんざり、 時にジワリと心温まる想いに包まれながら
イッパシのクリーニング屋さんに 大人の男になっていく。
この和也くんが持ち込む謎を 安楽椅子探偵ばりに解明するのが
沢田直之、和也くんの大学の同窓生。
現在 和也の住む商店街にある喫茶店で住み込みバイト中。
この二人が いい関係♪
一見 和也くんが沢田くんに頼り、依存しているような状況だけど
メンタル的には 沢田 → 和也くん。
沢田くんは 色々ある人 のようで
“ もう涙すら出ない、諦めた表情 ” なんかを見せたりする。
そんな彼にとって救いのような存在が和也くん。
シリーズ化は明言されていないけれど
そう思って次回作を待っていていいのか・・・・な?
微萌度:
★★★★ ( 暖かいご近所さんとの人間関係も素敵。
クリーニングの知識もちょっぴり身に付く お得な作品。 )