妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

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ベンスン殺人事件

ベンスン殺人事件 (創元推理文庫 103-1)
ヴァン・ダイン
4488103014


“ もったいぶった態度や皮肉がイラッとくるタイプの探偵 ” という思い込みで
未読だったファイロ・ヴァンスシリーズ。
なんて勿体無いことをしていたんだ私ッ!
ファイロ・ヴァンス とってもオイシイ御仁じゃないですかッv

叔母さんの遺産を相続したおかげで働かずして贅沢に暮らしていけるご身分のヴァンス。
語り役のヴァンくん曰く 「 並外れた美貌の持ち主 」 で引き締まった肉体も文句なし。
ただ、かなりの皮肉屋さんで美や哲学に拘りがいっぱいあって ・・・ 要するに扱い辛い面あり(笑)
そんなヴァンスくんが血腥い事件に首を突っ込むのも親友の地方検事・マーカムさんの存在ゆえ。
この親友関係がイイ。
シリーズ1作目である 『 ベンスン・・・ 』 から もう2人の世界炸裂しまくってます。
いやね、実際ヴァンスの探偵っぷりは凄いモッタイブリ方で
ホノメカシや 「 嘘だよ~ん 」 的な惑わしがクドイほど続きます。
でも その間中マーカムさんとのイイ感じな遣り取りが展開されるので
イラッとくるどころかニヤッとくる v 楽しい 楽しいぞっ。

犯人だと見当をつけた人物を拘束したいのに邪魔をするヴァンスに対して
「 何故そんなにまでして奴を野放しにしておきたいんだ! 」 と怒るマーカム。
それに対するヴァンスの返事
「 僕が心配しているのは “ 君なんだ ” よ 
  ・・・ リーコック(容疑者)よりももっと、君のほうに傷がつくような過ちをさせたくないんだ 」


って何~ v ヴァンスが犯人追求をしてるのは マーカムの為 なんですってよ!
でもね、物言いが皮肉で素直じゃない態度が常のヴァンス。
滅多に本心を覗かせません。そのことを誰よりもよく理解しているマーカムさんは
言葉の裏に隠れた思いやりや愛情をしっかり読み取ってるんだそうな。

ということを書いている 「 記録者 」 がヴァン・ダイン。
作家氏本人と同名の人物が事件の記録作家という役で登場してるわけですな。
この “ ヴァン・ダイン ” とヴァンスとはハーヴァードで友人となります。
その後法律の仕事に就いていたヴァンはヴァンスの遺産相続の手続きを引き受け、
それ以来 顧問弁護士となってヴァンスの我儘に付き合い続けているそうな。
そんな縁でヴァンスに同行して事件の顛末を見聞きし、
後年になってそれらを記録として筆記している という体。
ホームズでいうところのワトスンさんみたいな感じ ・・・ なんですが
ワトスンさんに比べてヴァンくんはかなり引いた位置に身を置いています。
常に見て、聞いて、そこに居るのだけど 口は挟まない。
ヴァンスやマーカムの姿を黙々と記していく。
時折ヴァンスが 「 ヴァン 」 と話しかけたりするけれど殊更に絡むこともない。
影は薄い と言えるのだけど、
常にヴァンスの傍にあって当たり前となっている人物 という見方をすると
それもまた ある意味濃い存在 ですよな。ヴァンスん家に同居してるし。

ヴァンスとマーカム そしてヴァン
こんな “ 素敵な友 ” たちに出会える作品だったとは。
2作目の 『 カナリヤ殺人事件 』 も楽しみです。

( あ、作品自体の話全然してないや 汗×

テーマ : 腐女子的読書感想
ジャンル : 本・雑誌

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