3月です。春がきますよ わいわ〜い♪
『 今月の1冊 』 は 今年生誕100年の太宰治作品より
『 風の便り 』
2人の作家の書簡のやりとり。ひたすら手紙文 という作品です。
若手作家の木戸(38歳)が憧れの大作家である井原(50超え)へ
後先考えず激情的なる手紙を出したことから始まる2人の交流。
木戸さんの文面がなかなかイイ(笑)
時に乙女の恋文のようで 時にツレナイ相手に対してシタタカにスネてみせるような ・・・
「 返事が短かった 」 事に 「 拘ってないよ 」 と言って拘って見せたり、
「 ひとつご指導を得て恋愛の稽古でもはじめたい 」 なんて言い出したり。
愛が溢れるあまり空回ってる感じです。
それに対して井原先生 これまたイイ。
年上らしく先輩らしく 叱ってみたり褒めてみたりと誠実に返事をしたためておられる。
その返信文からは 激しく慕われて満更でもない雰囲気 が滲み出てたりする。
手紙を交わすこと数回に及んで井原先生もだんだん筆が乗ってきたらしく
「 もっと言おうか。君は泣きべそを掻くぜ 」 なんて台詞も飛び出した(笑)
この2人の作家は太宰自身の内にある懊悩と矜持が現れたものなのかしら
とかいう分析は措いといて
そのあまりに素敵な(笑)2人だけの世界を味わってみてください。
最後までキチンとニヤリ風味に出来上がってます。
いや、ニヤリっていうか あんまりアレなんで笑っちゃいますよ。
「風の便り」を読みました。
本当にムフフでした。
木戸の手紙はショッパナからラブレターでしたが、井原先生が木戸くんへ送る手紙の雰囲気が変化していく過程がなんとも色っぽかったです〜。
こんな機会がなければ読まなかった!
ありがとうございます〜♪