絵描きいせ ひでこ


爽やかな青が印象的な水彩画が美しい絵本。
特別な出来事を物語ったものではなく、「 絵を描く 」 想いを綴った作品。
作中の絵描きさんを いせひでこさんの分身 として見る というのもアリだと思いますが
ここはひとつ 物語中の1人の青年 と見まして ・・・
行間に書かれてもいない フフフ を読み取ってみたり。
絵描きの青年は自然の風や緑、行き交う人々などに想い擽られ、
その気持ちを描きたいと感じます。
ひとりで色々な場所を巡る中、ある見知らぬ町で美術館を訪れた時、
自分と同じ匂いのひと を見かけます。 --- すれ違った少し年上のひと ---
それから暫らくして、絵描きの青年の初めての展覧会の日。
展示準備中の会場を覗き込む人 ・・・ あの 同じ匂いのひと でした。
開展時間が過ぎているのにも気づかず、夢中で語り合う2人 ---と、これは実際に作中に描かれているシーンです。
ね?色んな方向に物語膨らむ2人でございましょ?
もの凄い 勝手読み なんですが、結構自然にそう読めてしまう ・・・
とっても “ 創作欲 ” を刺激する絵本 です。