啄木鳥探偵處 (創元推理文庫)伊井 圭

ところは浅草。 聳える十二階、その足元の妖しい光と影の街 ・・・
石川啄木を探偵役に、金田一京助をその助手に据えた
ちょっと切ないレトロミステリー短篇集。京助さんの手記として綴られる事件の数々。
京助さんが “ 傲慢でわがままで見栄っ張りの可愛い奴・啄木さん ” に
振り回されっぱなしなのが素敵です。
「 自分は啄木には弱いのだ 」 と京助さんも自覚あり。
愛する奥様とはまた別次元で “ 特別に大切な人 ” なのだと。
これぞガップリ微萌だね! という間柄 v
『 一握の砂 』 を読んでも この作品を思い出して
ついニヤリとしてしまうように なっちゃったのが困ったところ。フフフフフ
第一話が明治四十二年の話。(創元推理短編賞受賞作)
その後どんどんと体調を崩していく啄木さんが切ないです。
四十五年には儚くなることを思えば尚更に切ない ・・・
ミステリ事態は懐かしの奇術調。
明治の浅草界隈の雰囲気とが生み出すそのレトロ感は私 結構好きでした♪
著者さまのHPによると
「 昨年11月に出た文庫版が売れたら続編出るかも 」 ということだったんですが
どうなんでしょうかしら。 続編でるなら買いますよぅ。
啄木鳥探偵處の続編は、来夏に発売予定です。よろしくお願いしますね。