神曲 地獄篇 (河出文庫) (河出文庫)平川 祐弘


クリスマスの今日にこの作品ってのは合ってるんだか捻くれた選択なんだか(笑)
“ 地獄篇 ” ってのは ちょっとアレかな(汗)
でも私まだ地獄篇しか読んだことないんです。煉獄篇と天国篇は何となく未読のまま ・・・
河出文庫版の煉獄篇が1月に出るので読んでみようかな。
イタリア文学最大の古典 難解な作品 とも言われる 『 神曲 』 ですが
正しい読み解き方 とか 真摯な受け止め方 はひとまず置いといて (ごめんなさい)
なんとなく むふv としてしまう素敵っぷりを堪能してみました。
地獄篇は文字通り ダンテの地獄めぐりが描かれています。
中世キリスト教の世界観における 神への正しい対し方 に背いた人々が
永遠に閉じ込められる地獄界。
地獄の入り口(辺境)ではホメロスやオウィディウスなどダンテの尊敬する詩聖たちと出逢い、
底へと進む道中にも、歴史上の人物たちやダンテの知人らが責め苦に苛まれる姿を見かける。
(マホメっトもいたりする。当然ながら “ダンテの想う宗教観” で形成されている作品ですから)
そして地獄篇の最後は 魔王ルシフェルの身体を伝って地球の反対側へ降り立つのです。
これらの旅を、ダンテはウェルギリウスという偉大なる詩人の先導で進むのですが
この2人を見てるのが なかなか楽しいのですよ。
ローマ時代の偉大なる詩人であるウェルギリウス。ダンテは彼を尊敬しています。
「 ウェルギリウス先生 」 と呼び、子が親に縋るように必死についていきます。
ウェルギリウスも 父性とも母性とも思える愛情をもってダンテを導きます。
実際にダンテをひょいと抱きかかえて進むこともしばしばです。
こう言っちゃ何ですが この2人微笑ましいです。イイ感じです。
もの凄い邪道読みです。解っちゃいるけど2人の出逢いからして擽られるものがあるんですもの。
妙な角度からでも古典に触れるキッカケになるなら それもヨシってことで ・・・ どうでしょう?