左近の桜長野 まゆみ

『 左近 』 と小さな表札だけが掲げられた仕出し旅館
そこは ひとかどの立場にある殿方同士が密かに逢瀬を楽しむ為の宿屋だった
女将の息子の左近桜蔵は16歳
産まれながらにして妖しいモノたちを惹きつける魅力をもつ桜蔵の身辺で起こる
不思議な出来事の顛末家で採っている地方新聞の日曜版には2面にわたって書評ページが設けられています。
一昨日10月12日に “ 新刊 ” として紙面で紹介されていたのが本書 『 左近の桜 』
7月に出た本ですから 新刊 と言うには日が経ってる気もしますが (笑)
記事内容は 「 行間に濃厚なエロスを漂わせる手腕が見事 」 とコメントを付けての
簡潔な作品紹介でした。
うん 確かに長野まゆみさんの作品って行間から、いやさ紙自体から
耽美淫靡な “ 気 ” が発散されているように思えますな。
この 『 左近の …』 もイイ気配を纏った男たちがいっぱい登場します。
“ 父 ” なる男も桜蔵少年を “ 女 ” と呼び、掌中の珠のように愛しげに見守っている。
桜蔵も反発心を持ちながらも その世界に浸っていく。
謎めいた人たち 謎めいた桜蔵 …
今後 彼らの謎が明かされることを期待していていいのかしら。
因みに
桜蔵の弟・千菊の “ 教師 ” 羽ノ浦への想いが気になるというか、
ちょっとお気に入りなんですが 羽ノ浦は桜蔵との因縁が濃いんですよね。う〜ん …
長野氏の作品は白昼堂々の凛一シリーズ以来、ヒットがなくてしょんぼりしていたのですが、これはイイ!めっちゃんこ面白かった♪♪
はやく続編でないかな〜と今からウッキウキです(笑)