予告探偵-木塚家の謎 (C・Novels 96-2)太田 忠司

事件が起こる場所と時間 “だけ” が予知できる男・摩神尊
まだ事件の予兆すらない所へ事件解決予告を送りつけ、
木塚を助手に従えた予告探偵・摩神が “現場” へと乗り込んでゆくこれ 『 予告探偵もの 』 の第二段にあたる作品だそうで。
私は1作目 『 予告探偵 ---西郷家の謎 』 を読むまえにこちらに手を出してしまったのですが
幸いなことに 設定などはすぐに理解できました。
でも一作目を読んでからのほうが諸々味わい深く楽しめるのだろうな と感じましたので
未読の方は 『 … 西郷家 』 『 … 木塚家 』 の順にお手にされるのがよいかと。
え〜 ネタバレ厳禁! な内容ですので
「 摩神氏の “ 木塚 ” さんへのこだわりがイイと思いました 」 とだけ申しておきまする。
摩神氏の “ 俺さま ” 全開な名乗り と それを横でコッ恥ずかしい心地で聞いてる木塚さん
という構図もイイ (笑)
“ 事件解決を予告できる探偵 ” のジレンマ、遣る瀬無さに切ないものをチラッと滲ませつつ、
著者自らが おバカ話 ベタだよ と言っておられるような軽さもある “ 予告探偵 ”
なんだよぅ そうくるの〜? という思いがけない捻りのラストが待っています。
ミステリであり ちょっと ネタバレ!→
SF?怪異譚?←!ネタバレ でもあるヤラレタ感が楽しいです。