ロビンソン・クルーソー (福音館文庫)Daniel Defoe Bernard Picart 坂井 晴彦


『 ジョーカー・ゲーム 』 を読んで これ読みたくなりまして(笑)
児童向け版しか読んだことがないんですよ。今も生憎と児童向けのものしか手元になく …
福音館書店版 坂井晴彦氏訳 です。
第一部のみを纏めたもので、説教臭い部分や繰り返しのクドイ部分は端折ってあるんだそうな。
それでも充分に神ネタ満載。端折ってこれですから原作まんま読んだら
ウンザリってなるのかしらね(苦笑)
でもそのうち完訳版を読んでみたいです。フライデー登場以後を重点的にね!
フライデーとロビンソンはもう もの凄いことアレですよね。
フライデーのことを激しく気に入ったロビンソン。
今回読んだ版では出逢ってすぐに12行使って賛美してます。
対して ロビンソンのことを “ 恩人 ” と敬い、慕い続けるフライデー。
2人きりの生活は3年に渡り …
自己中思考で 「 俺、王様 」 って決め込んでて自己満足 自分賛美を無意識に繰り返し、
終始 “上から目線 ” の 「なんだこいつ」 な奴 = ロビンソンと
ロビンソンが “ 蛮人 ” と蔑む種族の人間で 年齢も遥かに下 だけど
懐大きく分別のある立派な男 のフライデー。
「 ご主人だ 」 って悦にいってるロビンソン と 「 恩人だ 」 と慕って命捧げているフライデー。
微妙に意識にズレがある けど、言葉のコミュニケーションは完璧ではないままだし、
ロビンソンは頭っから 「 俺ご主人 」 と思って疑わないし、
フライデーにしてみれば そんな意識のズレなんてどうでもいいことだろう。
ってわけで 微妙な意識のズレをそのままに送られる日々 …
なんだよ 凄い微笑ましいっていうか 甘々だぞ ニヤリ
「 自分の島に帰れ 」 って言われたフライデーが涙流して拒むシーンなんて
色々アレすぎて身悶えますぜ。
久々に読んで フライデーがそれほど若造でもないことに改めてニヤリとしました。
私 大人スキーなもんですから。
児童向けだけでも色んな出版社から色んな方の翻訳で出ている作品だから
どの版を手にするか ってだけでもニヤリ度は違ってくるのでしょうね。
福音館・坂井氏訳版はフライデーの口調も可愛く、ロビンソンの愛情の吐露も素直で
なかなか素敵にニヤリです。
掘り出し物求めて あれこれ読んでみたい作品です。
ロビンソン・クルーソー―完訳
増田 義郎
中央公論新社 2007-06
Amazonで詳しく見る by G-Tools完訳となると これかな?これも第一部のみなのかな?他は … 岩波版も端折りないんでしょうかね?第一部のラスト どう考えてもスペイン人の皆さんが気の毒でなりません …