ぼくとルークの一週間と一日 (sogen bookland)ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

両親を亡くしたデイヴィッドは大叔父一家に引きとられ
寄宿学校に入れられて日頃は寮生活を送っているのだが
夏期休暇ともなると大叔父たちの家へ戻らなければならない。
嫌々ながら帰ったデイヴィッドを待っていたのは予想通り
家人たちの迷惑気な態度と 「 感謝しろ 」 という言葉ばかり。
気落ちし苛立つ心を抑えていたデイヴィッドも ついヤケッパチな気分になって
「 大叔父一家を呪ってやる! 」 と出鱈目な呪文を叫んでみたら
地面が揺れだし塀が崩れ … 目の前に少年が現れたデイヴィッド少年の成長と冒険の物語。
テーマは 「 人は見かけどおりじゃない 」
恩着せがましいばかりで愛のない大叔父一家とのギクシャクとした生活の中へ
北欧神話の神々が入れ替わり立ち代わり飄々と現れるのが面白い♪
すべての始まりは でたらめ呪文。 おかげでルークと名乗る少年と出逢い、
それからたった一週間のうちにデイヴィッドの人生はガラリと変わってゆくのですが
この2人の友情っぷりがちょっと素敵でしたの。
「 マッチ摺ったらすぐ来るよ 」 ってなんかイイっすv
北欧神話の神々がまた個々に魅力的。
分かる人にはわかる という登場の仕方なので神話に詳しくない私のような者にとっては
巻末の “ 著者あとがき ” での神々についての解説はありがたい。
善だの悪だのという定義じゃなく 人ならぬ超存在 な北欧の神々の世界に
深入りしたくなりました。