スリー・パインズ村の不思議な事件 (ランダムハウス講談社 ヘ) (ランダムハウス講談社 ヘ 4-1 ガマシュ警部シリーズ)長野 きよみ

カナダはケベック州 地図にも載らない小村スリー・パインズ村
家に鍵をかける習慣もない程の平和な村で老婦人の死体が発見された
優しい人柄で皆から愛されていた老婦人の死は一見事故死のようにも思えるのだが …
殺人課ガマシュ警部の穏やかながら切れ味鋭い捜査が始まるガマシュ警部シリーズ第一弾 面白うございましたv
犯人追求はもちろんなのですがそれ以上に 殺された老婦人自身が一番謎めいていて興味深い。
彼女の家の奥、親しい友人たちでさえ立入りを許されなかった家の奥はどうなっているのか とか
彼女が描く絵、一見とても稚拙なのだけど何故か惹きつけられるその絵が語るものとは とか …
原題は 『 Still Life 』 比べると邦題はちょっとお気楽感強い雰囲気醸してますね(笑)
シリーズ主人公はケベック州警察殺人課のカリスマ、ガマシュ警部 ( 50すぎ )
経験豊富ながらも事件の度に人の死に衝撃と悲しみを深くする人情派。
捜査法は穏やかだけど ここぞという時に見せる峻厳さは人を畏怖させる。
新人育成に熱心 というか 新人をほっておけない性質。
今回もかなり厄介な新人をそれでも何とかしてやろう と手を尽くす様を
相棒のボーヴォワール警部補がヤキモキしながら眺めてます。
さて その相棒。ガマシュ警部の十年来の相棒ジャン・ギー・ボーヴォワール。
理知的で冷静な警部補35歳。ガマシュ警部のカリスマ性に参ってるうちの一人(筆頭株)
ガマシュ警部は2人だけの時は 「 ジャン・ギー 」 と彼をよぶ。なんかイイv
このコンビの “ 互いを大事に想ってるっぷり ” がモノ凄くイイんです。
その視線も 阿吽の呼吸も スキンシップも フォローの仕方も なんともイイ。
妻を愛するとはまた別の 大事な相棒。イイです。
今回の舞台 スリー・パインズ村の住人も素敵揃いなんですが
なかでも オリヴィエとガブリ のゲイカプがとてもイイ。
強く優しく明るさを失わない彼らは住人たちにも愛され穏やかに暮らしていたのですが …
他の住人たちも皆 以前は別の地で色々あって今、
ようやく穏やかに過ごすことの出来る地に辿りついたような人々。
あとがきでは このシリーズを 『 スリー・パインズミステリ 』 と紹介されているので
彼らも引き続き登場してくれるのかな?
だとしたら オリヴィエ・ガブリ+1 のこれからが楽しみだなぁ♪
( 今回ガマシュの下に配属された新人ニコル刑事だけはもういいかなぁ×
彼女の上昇思考も自己顕示も独り善がりっぷりもかなり神経に障る。今後成長する姿なんて別に見たくもないなぁ。
彼女のことでボーヴォワールさんがイラッとしたりヤキモキしてる姿を見るのは楽しかったですけどね )
私、旅に出のですが宿泊先では読書しちゃっていました!!
その。。もしお読みになられていたらスミマセンなのですが、北森鴻著<香菜里屋シリーズ>!『花の下にて春死なむ』→『桜宵』→『蛍坂』が文庫になっているのですが、『桜宵』で出てくる工藤(ビアバー店主(主役ね))と香坂(だったかな?)の関係がニヤリなんですよ!!!
温厚ですごく持てそうな工藤が何故独身なのか、、私、ミョーに納得してしまいました(笑)
ニヤリなくても面白うございますので機会がありましたら是非ご一読☆☆
ガマシュ警部シリーズ・・・読みたい!ニヤリが満載ってところが最高!!妻とは別の次元で愛し合っている二人っていうのが素敵ですわねぇ〜♪
本屋で捜索しようっと☆お盆明けも素敵な本に囲まれて暮らせそうです(勉強しろ!!!)