妃は船を沈める有栖川有栖


作家・アリスと火村 “准” 教授もの最新刊
変則的長編です。 中編2作を幕間で繋いだ形。
読後 寂しい気持ちになったのは
私個人的に想い入れの深い地・大阪北摂地域が舞台となっていたせいかしら。
ややこしいミステリではなくサラッと読める感じではあるのですが
火村さんの 心の痛い、暗い部分に触れることがポロポロあったりもして決して軽い作品ではなく。
大詰めでアリスがある人に言う台詞
「 あなた自身お認めになった心の歪みは … 」
これって火村さんにとっても ちょっと痛い言葉だったんじゃないかしらね。
後でアリスに 「 脱帽するよ … 」 と言った陰にはそんな想いも含まれてたんじゃ なんて。
やっぱり無自覚に凄い人なのよ アリスって。だから火村さんにとって特別な存在なんだね。
ってことで 重いばかりじゃありません。この2人がずっと一緒に行動してるんですもの (ニヤリ)
細かく色々ヤラカしてくれてらっしゃりますんで楽しみませう。
ニューフェイスの女性刑事・高柳さんがイイ仕事してくれてます。
火村さんの 「 アリス 」 に対してナイス突っ込み。
「 知らない人が聞いたら、きょとんとしそう 」
いやいや そこは 「 ニヤリ 」 とするんですよ お嬢さん。