鬼九郎鬼草子―舫鬼九郎〈第2部〉 (新潮文庫)高橋 克彦

根来忍者の頭領・左甚五郎が再び暗躍!彼らを操る首魁は何者か?
舫九郎たちは謎を追って会津へと旅立つ …鬼九郎シリーズ第二部です。
謎だらけの浪人・九郎は今回も謎だらけのまま。
相変わらず粋な黒の着流し姿、黒い総髪を背に流し、
透き通るような白肌に映えるは愛染明王と紅蓮の炎の彫り物 …
要するにやっぱり美麗な鬼九郎 (笑)
今回も 幡随院長兵衛を筆頭に “ 鬼九郎さんが大好きvチーム ” が
寛永寺の天海僧正や柳生十兵衛らと共に謎を追い、幕府を助けます。
第一部でなかなかの素敵っぷりを発揮していた天竺徳兵衛が
前回以上に活躍してイイキャラっぷり爆発してます。
彼も九郎のことがすっかり気に入った様子でして、
今回は最初からガッツリ九郎チームとして行動してます。
が、大好きチームの一員 と一まとめにされちゃうのは不本意らしく、
すべては彼個人の想う所と九郎の行動が合致しているが故のチームプレイ というスタイルで。
十兵衛なんかには反発心もたっぷりある感じで心開かないんですが
九郎に対してはね v 随分と親しげで v
九郎のほうからも 頼りに思っているし信頼寄せてもいるし …
ラストでは徳兵衛の一言で少し救われた想いの九郎 だし v
徳兵衛と九郎の絡みがしっかり楽しめた第二部だから、
九郎に関しての謎が全く解明されなくても、そのヒントすらなくっても まぁいいか。
それにしても あの装画はいったいどうしちゃったんだろう …×
私は図書館で単行本を借りたんで、もしかしたら元々はカバーがついていて
あの装画はカバーを捲らないと見えないものだったのかもしれませんが それでもアレはイタダケナイ。
文庫カバーの鬼九郎さんから受ける衝撃とはまた違った衝撃を受ける装画でありますよ。
文庫版の画像しかないのがちょっと悔しいな。
まぁこれは私の好みからくる発言なんで あれですが
このシリーズ、装丁・装画でだいぶ損したんじゃないかなぁ。
もし私が作品への思い入れもなく 何となく書店徘徊中にアレ見たとしたら
まず買わないだろうな …