妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

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デパートの絞刑吏 -青山喬介シリーズ-

とむらい機関車 (創元推理文庫)
大阪 圭吉
448843701X

『 デパートの絞刑吏 』
戦前の日本の探偵小説界を代表する本格派 大阪圭吉氏のデビュー作 
これに始まる、青山喬介探偵シリーズはホームズ好きなら気に入るだろうタイプの世界。
推理力と観察力で不可解な事件を解明していく青山喬介氏。
でもね 彼は探偵を生業としてるわけでもないんですよ。
彼に心酔する語り部の男 “ 私 ” 曰く 「 自由研究家 」 … ようするにプーってことかい?
なんでも青山氏は元映画監督だったらしいのだけど その作風は一般受けしないものだったようだ。
その後の探偵っぷりを見てもなんとなく判る … マニアックな映画だったんだろな。
そんなマニアックな自由人が 警察を差し置いて殺人事件現場にグイグイ喰いこんで行く って
それはどうなんだい?と思わないでもないですが その辺は大雑把でもまぁいいか短編だし。
( 『 デパートの…』 では 事件担当の司法主任が “私” の従兄弟だから関わりやすい
  という設定はあるけれど )

さて さっきからチョイチョイ登場する 「 青山氏に心酔している語り部 」 “私”
この “ 私 ” がホームズで言うところのワトスンのポジションにある人物なんですが
彼の青山氏大好きっぷりが まぁ素敵!
最初は若干の打算もあって付き合いを始めたのだけど
その胸の内は日を経るにつれて 「 限りない驚嘆と敬慕の念に変わっていった 」 らしく、
その想い募るあまりに “ 私 ” は今まで住んでた所を引き払って
青山氏の住むアパートへ、青山氏の住まいと隣り合わせの部屋へと引っ越しちゃいましたんだとさ!
凄いよ!素敵だよ その行動力!
その後の交流も順調のようで 『 白鯨号… 』 に至っては 2人で遠乗りに出掛けたりしてるらしい。
なんだその仲良しっぷりは(笑)
私はこの 『白鯨…』 だけ未読なんですよぅ。国書刊行会版には収録されてなかったのよね。
あ 因みに青山喬介ものは

『 デパートの絞刑吏 』
『 カンカン虫殺人事件 』
『 白鯨号の殺人事件 』
『 気狂ひ機関車 』
『 石壁幽霊 』
『 あやつり裁判 』 の6作だと思います。

デパート と カンカン虫 と 石壁 は 青空文庫さま で読むことができますよ。
まずは 『 デパートの絞刑吏 』 で本格探偵ものっぷりや 「青山氏と私」を堪能してみてください。
ホームズにツッコミ入れつつ夢中になれる方ならば必ず楽しめる世界です。

テーマ : 腐女子的読書感想
ジャンル : 本・雑誌

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