星のひと水森 サトリ

一般的な住宅地の一戸建てで暮らす槙野一家
ある夜 隕石が屋根を貫いて落ちてきた。 その隕石がもたらしたものは …槙野家の1人息子・草太やその父親・草一郎に関わる人たちを描いた連作短編集 全4編。
藍色さまのblogでのレビューを拝見するまで連作短編とは知らずにいましたの。
4話中 『 流れ星はぐれ星 』 の1話だけ、小説すばる誌上に掲載された時に読んでいたんですが
こうして続けて読むとまた良いですな。
語り部を変えて、新たな人物を加えつつ語られるこれまでの事・これからの事。
最後に明浩が言う 「 星の引力・人と人もまた … 」 って気持ちがとても好きだなぁ。
草太がとても魅力的な子です。天然のようで腹に一物の曲者のようで …
これからも何かと気苦労多いんだろうな この子。
でも彼より気になるのが 4話目にだけ登場する高宮明浩くん。高校とか親子関係とか …
“ ボランティア ” やめて思うままに生きていけるといいな。
草一郎さんは なんだかんだで誰かがいてくれて何とかなるタイプの人かな。ビビアンさん味方だし。
他にも 不思議な黒尽くめ男の沢田さんとか 女の子トリオとか さっちゃんとか、
登場人物みんなに気持ち動かされます。 皆いろいろ抱えながら でも 生きてます。
中3の女の子トリオの微妙なお年頃感なんて 「 あぁ なんか分かるわぁ 」 って。
やたら身奇麗にする子とか その女臭に反感懐いちゃう子とか
もの凄く中立的で ある意味中和剤な子とか …
大人でも子供でもそれぞれに色々ある。堪んなくなることもあるけど
「 星はバラバラなんかじゃない 」
水森サトリさんの空は 深くて淋しくもあるけれど 優しいのね。
TBありがとうございます。
キャラがみんな立っていましたね。
高宮明浩くん。
「気が遠くなるほど離れていても、星は互いに引かれ合っているんだよ。
星はバラバラなんかじゃない。」
っていう台詞がとても好きでした。