黄昏のハイスクール (創元推理文庫)マーク・リチャード・ズブロ 訳)柿沼 瑛子

英語教師のトムはある朝 自分の教室で他殺死体を発見する
死んでいたのは同僚の数学教師エヴァンス
誰に殺されたのか 何故この教室に死体が置かれたのか
ほぼ時を同じくして かつての教え子でもあるエヴァンズの息子が失踪したと知ったトムは
事件の背後にある暗い世界に踏み込んでいく …海兵隊あがりの英語教師と現役メジャーリーガーのカップルが主人公。
メジャーリーガーが主人公の作品といえば 『 二遊間の恋 』 を思い出しますが
あちらは主人公たちの関係がメインだったのに対し、こちらはミステリー。
殺人事件とその背後に隠れたものを追うことがメイン。
でも トムとスコットの愛のほうもニンマリがっつり いただけます。
教え子を救いたい一心で事件にのめり込んでいくトムのことを按じて
諫めながらも行動を共にするスコット。 トムのことが大好きで堪らない。
スコットは誰もが知ってる花形スターなので 会う人会う人皆が憧れの眼差しで見つめる。
だもんだから 親にもチームメイトにもカミングアウトしていないスコットを慮って
トムの方は2人で人前に出る時には気を使ったりするんですがスコット本人はというと
大丈夫な(バレない)ライン というのを把握しているようで終始堂々としています。
表では友人同士 いちゃいちゃはトムの家に行ってから。
この作品はシリーズもの なのに 後は未訳 (涙)
あとがきによると 続く2〜4巻では
スコットが親にカミングアウトしたり トムがエライ目にあったりするらしい。
発生する事件が暗く重く深刻なもの続きみたいなので
その辺に未訳のままの事情が隠れているのかしら。
(でもケラーマンのデラウェアものも かなりの事件がおこるけど沢山翻訳されてるよな)
トムとスコット もっと読みたいなぁ。教師とメジャーリーガーってかなりツボなんだけどなぁ。
続巻出してくれないかなぁ。