微萌★読書記録

 妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

名作古典でワッショイ祭  【 草の花 】

草の花
福永 武彦著


『 君になら、分かってもらえるかもしれない。』

〔 第一の手紙の章 〕 で語られる、
汐見茂思青年18歳とその後輩 藤木忍青年との とても観念的な想いのすれ違い。
この藤木への想いが 汐見青年のその後の人生を埋め尽くしてしまっていて、
この小説も全体を その汐見の想いで覆われていて・・・・・。
この辺り 微萌というより もう ズバンと直球 なのですが。

私的には
その直球の “ 汐見青年の想いと その後輩の藤木忍の間柄 ” よりも
この小説の語り部である**青年(名は出てきません)と 汐見茂思青年との
サナトリウムにおける短い交感のほうに 微萌。

生きていた事の記憶 を託す相手に選び、選ばれる関係。
魂のとても深い所で感応しあった者同士の 静かな 確かな繋がりが素敵です。

微萌度:★★★★ ( この作家さんの数多い著作中、人気NO.1の作品だとか・・・・ ) 
[ 2005/08/07 21:09 ] 古典・名作・社会派 | TB(0) | CM(0)
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