今回は微萌と申すには少々(かなり)想いこみ過多でございまする。
日本怪奇小説傑作集 2 (創元推理文庫)紀田 順一郎 東 雅夫


昭和十年〜三十六年に発表された、日本の怪奇幻想小説界を代表する
16人の作家の短編を集めた傑作集。
怪奇と申してもただただ怖い恐ろしいではなく、
非日常に幻惑され魅了される 浪漫溢れる作品の数々。
全3巻の傑作集、真ん中の2から手に取る天邪鬼(笑) いやね、2巻に収録されている
橘外男氏の 『 逗子物語 』 を読みたくなったものですから ・・・ (美少年っ)
でも全16作を読み終えて微萌心に残ったのが
城昌幸氏の 『 人花 』 と 山田風太郎氏の 『 人間華 』
どちらも植物と人間が絡んだ話。 ( そこに潜む執念はまったく異質なものですが )
一人の男がある暗い情熱を持って花に取り組んだ結果の悲しい怪奇。
2作品とも、語り手の男がその友人の身に起きた出来事の結末と関わり
悲しい目撃者となるという体裁で ・・・
他人の耳目を憚る恐ろしい、狂おしい想いに駆られて植物に向かっていく男が
唯一すべてを打ち明け、事後の心残りを頼むに足る相手と見込んだ友。
その友は恐れ慄きながらも 懸命に男の想いを叶えようとする
・・・ なんか イイ と思っちゃいましたの
タイミングがよろしいことに、自分はこの1巻を先日読み終わりました。
怪奇モノって時々ふと読みたくなりますよね。
そんななかで想わぬ萌えをポツリと発見できれば言うことないです(笑)。
2巻は努力を要するものの、微萌な作品が収録されておるのですか(にやにや)w
こういう、ぎりぎりのところで向き合う友情というものが持つ
ある種の危うさには引き込まれてしまいますね。