師弟 絆 想いあい三蔵師弟の絆をメインに据えて 天竺への取経の旅を描いた平岩版の西遊記。
説教臭さもなくダラダラ感もなく サクサク読めて涙腺も刺激される
そしてニヤリ感いっぱいの素敵な作品でした。
師弟の絆がメインとあって 三蔵と悟空の想いあう様子に満ち溢れています。
もう 「 悟空悟空 」 「 お師匠様お師匠様 」
悟空が三蔵を慕う心は いじらしいほどに一途で深くて
天界の皆々様も思わず助けてやりたくなる程の一所懸命さで尽しています。
悟空にとっては何につけても 三蔵が一番 であるらしく、
その外見に関しても 「 お師匠さまの気品に満ちた美しさ 」 だの
「 徳の高さの醸し出す品性 」 だのをとても自慢に感じております。
三蔵のほうも 他の弟子たちも大事に思いながらもやっぱり一番は悟空。
攫われて食われそうになっていても 「 悟空がきっと助けてくれる 」
妖怪から救ってくれ と村人に頼まれれば 「 悟空ならきっと ・・・ 」 と頼りにする。
で 実際その通りに悟空が助けてくれる。あぁもう最高
お師匠さまの攫われっぷりやら悟空の術やら 見様によってはほんのり淫靡。
“ 自分の顔をつるりと撫でた両手をお師匠さまのお顔に添えて、
そのお顔にソッと息を吹きかけるとお師匠さまが悟空に変化する ” って
なんか凄いものを見た気分ですよ。
数々現れる妖怪たちもただただ恐ろしい者たちでなく、
結果を見てみれば騒動の元は天界にあったりして ・・・
苦労して有難い仏法を授かりに行く三蔵さんには悪いけど
その有難い存在である皆さんも結構いい加減なんだなぁと ・・・
神仏のありがたみはさり気無く、それよりも情愛や友愛をたっぷり描いた上下巻。
山神さまと悟空の交流に泣き、三蔵師弟に泣き微笑みニヤついてみてください。
微萌度:
★★★★ ( 三蔵さまって 女嫌い だったんですか )