井川香四郎著 【 くらがり同心裁許帳 】
『 相変わらずおかしなお人だ。
でも、その惚けたところが好きなんですがね。』時代物です。江戸時代。
主人公は南町奉行所に勤める同心 角野忠兵衛 三十代半ば。
永尋書留役 という 迷宮入りした事件ばかりを扱う、通称 “ くらがり同心 ”
あんまり お偉い役職でもなく、人柄も真面目がとりえの平凡な男。
釣りが趣味。
妻がいたが若くして他界。その後独身のまま 婆やと二人住まい。
そんな彼が 迷宮入りした(くらがりに落ちた)事件を地味に解いていく。
お話の展開としては TV時代劇の暴れん坊将軍や水戸黄門を見るような感じで。
大岡越前もサブキャラで登場します。
(作家さんが これらのドラマの脚本も手がけておられる方なので まさしく!)
微萌的反応点は
剣術の道場主 若干23歳の 山根新八郎!
某藩江戸家老の嫡男という身分ながら やんちゃが過ぎて道を誤り、
極道者へと落ちていこうとしていたのを
定町廻り同心だった忠兵衛が 身体を張って真っ当な道に引き戻したのが
新八郎さん十代後半のころ。
その後 新八郎さんは得意だった剣術の道で一本立ちしたのですが
ずっと忠兵衛さんの恩が忘れられず、慕い続けているのです。
剣術の師匠から預かる形で開いている道場の場所も 忠兵衛さんが釣りで通っている橋の傍。
わざわざそこを選んだらしいですよ。
出稽古先の二十歳の美女にも目もくれないし。
この くらがり同心 はシリーズで第五弾まで出ています。
途中で 忠兵衛さんに惚れる女がメインキャラ入りしたり、
新八郎が女と言交わしちゃったりしますが、結構 微萌的には大丈夫だったり。
新八郎さんったら すっごく忠兵衛さんが好きですから。
微萌度:
★★★ ( 何冊目かのあとがきで 作家さんが
「TVでやるならこの俳優で」と名を挙げておられるのですが 私的にはチトはずれ。
気にせず 自分好みで妄想GO! )