共に夢みた甲子園想い込めて野球に向き合う人々のそれぞれの甲子園高校野球に絡んだ短篇10篇。
想像していたのとはエライ違って、暗さの滲む話が多い。
恋話なんかもあるのだけれど ほとんどが
失ったり 満たされなかったり 初めから与えられもしなかったり と
重く悲しく悔しい想いに溢れている。
爽やか高校球児を求めて本書を開くと ちょっと躓いた気分にさせられます。
そうか なるほど “ 晩夏 ” ね。
装丁が爽やかだから解釈間違っちゃったわ、
輝きの時は過ぎ行く ( 過ぎ去った ) 晩夏の話なのね。
冒頭と最後に配置された 『 練習球 』 という作品に登場する
高校球児・真郷と律のような
「 あいつがいたから今の俺がいる 」 と感じあう2人というのはイイですな。
刺激し合い、励まされ、支えあう間柄。
仲間でありライバルでもある二人。
もうこの関係性だけでニヤリな短篇が出来上がっちゃいますな。
でも この 『 練習球 』 に関しては
最後に掲載の 『 練習球2 』 での律の話がイマイチ好みでなくて ・・・
『 2 』 がなかったほうが律の存在も その律に対しての真郷の想いも
心地よく読めたままでよかったのになぁ と。
『 このグラウンドで 』 は なんかもう堪らんです。
挑戦すら許されない なんて悔しくて堪らないですよ。
TV中継なんて見たくもないけど 嫌なんだけど
気になって見てしまう、で 見て胸が痛い。なんか ・・・ 解るわ ・・・ あぁ嫌だ。
それでもグラウンドに集まる3人 辛いけど救いなのかなぁ。
微萌としては有一が気になる感じ。色々と広がる存在ですわ。
なんか 熱い野球もの が読みたくなりました。
微萌度:
★ ( 離婚設定多発なのには特別な意味でもあるのでしょうか ・・・ )