微萌★読書記録

 妄想力を使えば見つかる妖しい仲の男たち

晩夏のプレイボール

 共に夢みた甲子園

晩夏のプレイボール 晩夏のプレイボール
あさの あつこ (2007/07/20)
毎日新聞社

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想い込めて野球に向き合う人々のそれぞれの甲子園

高校野球に絡んだ短篇10篇。
想像していたのとはエライ違って、暗さの滲む話が多い。
恋話なんかもあるのだけれど ほとんどが
失ったり 満たされなかったり 初めから与えられもしなかったり と
重く悲しく悔しい想いに溢れている。
爽やか高校球児を求めて本書を開くと ちょっと躓いた気分にさせられます。
そうか なるほど “ 晩夏 ” ね。
装丁が爽やかだから解釈間違っちゃったわ、
輝きの時は過ぎ行く ( 過ぎ去った ) 晩夏の話なのね。

冒頭と最後に配置された 『 練習球 』 という作品に登場する
高校球児・真郷と律のような
「 あいつがいたから今の俺がいる 」 と感じあう2人というのはイイですな。
刺激し合い、励まされ、支えあう間柄。
仲間でありライバルでもある二人。
もうこの関係性だけでニヤリな短篇が出来上がっちゃいますな。
でも この 『 練習球 』 に関しては
最後に掲載の 『 練習球2 』 での律の話がイマイチ好みでなくて ・・・
『 2 』 がなかったほうが律の存在も その律に対しての真郷の想いも
心地よく読めたままでよかったのになぁ と。

『 このグラウンドで 』 は なんかもう堪らんです。
挑戦すら許されない なんて悔しくて堪らないですよ。
TV中継なんて見たくもないけど 嫌なんだけど
気になって見てしまう、で 見て胸が痛い。なんか ・・・ 解るわ ・・・ あぁ嫌だ。
それでもグラウンドに集まる3人 辛いけど救いなのかなぁ。
微萌としては有一が気になる感じ。色々と広がる存在ですわ。

なんか 熱い野球もの が読みたくなりました。

微萌度: ( 離婚設定多発なのには特別な意味でもあるのでしょうか ・・・ )
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晩夏のプレイボール<あさのあつこ>−(本:2008年67冊目)−
晩夏のプレイボール 出版社: 毎日新聞社 (2007/7/20) ISBN-10: 4620107174 評価:82点 高校野球をテーマにした短編小説が10篇収められている。 ただ、まっすぐに野球そのものを書いた小説ではなく、野球を題材にして人間の切ない感情をうまく救い上げたものばか