すべては 愛あればこそ ・・・13歳の「ぼく」沢村幸彦は
ある満月の夜 崖から落ちて右足に重症を負った
「でかい月だな」と呟いた涼平の言葉に空を見上げたぼく
そのぼくを 涼平はどうして 蹴り落としたりしたんだろう ・・・小説すばる新人賞受賞作 ずっと読みたかった一冊
SF的というより幻想的でした。
もの凄く切なくて遣る瀬なくて辛くて でも強くて清しい作品。
幸彦の涼平への気持ち、取り返しのつかない足と周囲の者達の気遣い、
バスケへの想い、幸彦を救い支える京一の言葉 ・・・
何度も泣きそうになりましたよ。
泣きそうになりながらも ソレはソレ 微萌
もう 皆が幸彦大好き。
幸彦愛の標的劇場 お好みな感じでどうぞ なんですが
やっぱり芯は涼平と幸彦でしょうか。涼平→幸彦→涼平 って感じで。
あの結論は 2人は一生もの ってことですものね。
( ひどく辛い想いはありますが )
涼平は頑張って幸彦の想いに答え続けていってほしいものです。
中川京一の存在も素敵です。中盤は彼と幸彦の世界だし。
彼はとても深い存在です。中川京一を中心に据えた話も読んでみたいほど。
作品中は あんな状態 の京一で終わってますが
元通りの彼に戻ったら又 幸彦が凭れ掛かれる相手でいてほしいなぁ。
そうなると その後の彼ら ( 幸彦・涼平・京一 ) は
半透明な感じの三角関係 になっていきそう。
涼平と京一に接点はないままに幸彦を中にしての三角関係。
そこへ バスケの絆の杉田光くん とか
“ 眼帯で邪眼を隠す少女 ” 横山かごめ の存在も入り混じって ・・・
微萌なその後まで脳裏に浮かぶ、味わい深い登場人物たち。
独特の光と空気を湛えた作品。読めてよかったです。
微萌度:
★★★★ ( 水森サトリさん 新作が楽しみです )
こちらの記事を読んで非常に気になったので、私も早速読んでみました。
ユキちゃんたちのまっすぐさと、どことなく漂う甘〜い感じが良いですね。
これからも、どんな作品が俎上に登るのか楽しみにしています!