絆は常しえ柳生十兵衛の閉ざされし左眼
それは妖魔に対峙した時のみ開眼する金色の邪眼
裏柳生として 人の妄念や禍々しき者たちと戦い続ける十兵衛
義弟・友矩の暗殺を果たした時 遂に十兵衛の心は壊れ
その間隙をついて現れた強大なる魔に ・・・魔界時代小説。普通に 家光と柳生家の物語 と思って読み始めたので
ちょっと吃驚しました(笑)
超時空忍法剣戟とでも言えばいいのかしら。
友矩さんが魔物と化します。
家光さまを想う心を魔につけ込まれ、ただただ家光さまを求める魔物。
言動がエロエロなのが難点です。
真実の友矩さんは心清い若者に描かれているのでいいですけど。
その魔と化した友矩さんに従う、魔に憑かれた女忍たちが3人。
彼女たちの繰り出す忍法も超エロエロ。
出血や残酷な描写もありますので 苦手な方はご注意ください。
家光・友矩の世界を期待していたのですが その点ではあまり ・・・
でも 意外な伏兵がおりました。
十兵衛の××の左門 と 今生の者ではない武人・菅原。
最後の最後で この2人がイイです。主従です。運命です。
異界の桜の花びら ・・・ 手にとる左門 ・・・ それをそっと口に ・・・ ふっふっふ
こうなると
左門の成長を見守る菅原自身は異界の者であるが故に歳をとらない という設定も
ジワリと効いてきます。
微萌度:
★★☆ ( ほんとに最後の最後にドッと。
頑張ったのに全部もっていかれた感じの十兵衛さんが哀れです )