太守の次男の想いが熱い!スコットランド高地連隊はトルコ軍との戦いで敗北し多くが捕虜の身となった。
スコットランド連隊の名狙撃手・トマス・キースも捕らわれた一人だったが
彼とその友人の太鼓手にして看護兵のドナルドだけが
特別なテントに入れられ戦傷治療を受ける
彼ら二人だけは敵の司令官アーメドに気に入られ
その親衛隊の一員になるべく買いとられたのだった ・・・スコットランドの青年キースがエジプトの地で新たな人生を生きる話。
サトクリフの作品ですから 深い濃厚な友情の世界を期待して読み出してみると
もう友情はアッサリ飛び越えちゃった感じに熱い想いが迸ってました。
基本的に主人公キースは無自覚に皆を魅了してしまう奴なんですが
中盤から登場するエジプト太守次男坊・トゥスンとの関係が急送に濃厚に。
トゥスンのキースへの想いがとっても熱い。
キースが友情と呼ぶ二人の関係を彼ははっきり 愛 と呼ぶ。
トゥスンのキースへの親愛っぷりを見て
キースに対し腸煮えくり返るほどの嫉妬心を発揮する男もいたりして
サハラの大地は情念に熱く燃えるのでした。
故郷への心情とか改宗問題などをちょっとアッサリ目に盛り込みながら
キースがアラブ世界へ溶け込んでいく姿をサトクリフらしい壮大さで描く第一巻。
続きが待ち遠しいです。
微萌度:
★★★ ( ちょっと文字抜け等の多さが気になります× )