微萌な登場人物 ・・・ 素人探偵・星影竜三氏 と 警視庁捜一の刑事・水原氏
鮎川 哲也著 【 りら荘事件 】日本芸大の音楽学部・美術学部の生徒たち7名が
夏の休暇を楽しもうと 大学所有の山荘 “ りら荘 ” にやってきた。
そこで起こった連続殺人事件。
死者をカウントするように置かれるトランプのカード。
はたして犯人は ・・・・・探偵・星影竜三シリーズの長篇作。
(何度も改稿され 出版社によって若干内容が違ったりするらしい。
私は 講談社版を読みました。)
整った端整な容姿・気障なコールマン髭。芸術家のような美しく華奢な手。
本業は貿易関係の会社経営の素人探偵 星影氏は
作者自ら 「 嫌みな男として描いた 」 と言い切っているキザ男さん。
この りら荘 では終盤になってようやく登場。
警視庁の水原刑事を伴なって颯爽と悠々と。
水原刑事は見るからに 刑事らしい刑事さん。40前のガッシリ男。
寡黙な彼は星影さんと息ぴったり。ツーカーな反応。
っていうか 星影さん。刑事をアゴで使う素人探偵なり。
星影シリーズは短編が何作かあるのですが
そこでの水原さんは上役の警部にくっ付いての登場ばかりで超端役。
雰囲気もちょっと軽薄。たまに星影さんのコマとなって捜査したりしてますが
星影さんには軽く 便利な若造扱いされてる感じ。
これら短編の事件を経て
“ 若造 ” から “ 頼りになる刑事 ” に認識をUPしてもらったという
妄想過多な感じでいかがでしょう。
微萌度:
☆ ( とても古い作品なので語り口調などに時代を感じます。
短編など他の星影ものは
赤い密室 青い密室 で纏めて読めます。 )