堀内正久 著 斉藤渓石 書
昭和51年版
【 ペン字手本付き 青年手紙文の書き方 】
『 せめて手紙で・・・ 』今回の本は小説ではなく、実用書です。
タイトル通り、青年の為の手紙文例集。
真面目にただの文例集です。そう “
青年 ” の為の。
本書の出版は 昭和51年 とあります。
古い本です。もう絶版になってます。
私は図書館で見つけました。
“ 青年 ” という文字と 古き良き時代色 濃厚な装丁に惹き付けられて
思わず借りてきました。
大正解でした。300を超える数の文例は すべて50年代の若者特有の
硬派であり ナイーブでもあり 必要以上に雄々しく
耽美なまでの叙情性を孕み 友誼に篤く 絆に悩み 恋に踊る ・・・・・・
そんな語り口のオンパレード!
文例のタイトルだけを拾ってみても
* 恋ゆえの孤独を
* 清くお別れしましょう
* 青春の喜びを故郷の友へ
* 呪わしい過去
* 自衛隊志願の年少の友へ
* 桃色遊戯にふける弟へ 等など
「
こんな手紙を本当に書いていたのですか? 」 と
問いかけたくなる文章が目白押し!!
『 新版 ペン字手本付き 青年手紙文の書き方 』
ぜひお近くの図書館で探して そしてご一読ください。
隅々まで楽しい実用書でございます。
では 実際にどんな感じに楽しいのか ・・・・・
少し長くなりますが 以下に 微萌を孕んだ文例を一つご紹介。
全体がこんな感じの本 と思っていただければ ・・・・・・・
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せめて手紙で
夕方、少し廻り道をしてアパートに帰ったら、
一足ちがいに君が別れの挨拶にきてくれたと隣の小母さんから聞きました。
まだ二、三日先のことだとばかり思っていたのに、
急にどうしたというのでしょう。
それでも御出発前にただ一目でもと、すぐ駅までかけつけましたが、
間に合いませんでした。
がっかりして、ひとりしょんぼり帰ってきた僕の気持ちを察して下さい。
いまごろどの辺を通っていられることかと、むなしく思いをはせながら
この手紙を書いています。
短い年月だったけれど、兄弟以上の深い友情、それだけは永遠に変わらないと信じながら、
いつの日にまたお会いすることができるのかと思うと、
悲しくなってしまいます。
これからの毎日がどんなにあじきなく、張り合いのないことかと思います。
せめて手紙の上ででも、ふたりの友情を結びつづけて行きましょう。
ぜひ 頼みます。
-------------------------------------これは まだまだ序の口。もっと熱い手紙が満載です。
微萌度:
★★★(★) 見ようによっては 如何様にも読める情熱の文!
はっ!失礼。はじめまして。履歴から参りました。微萌好き腐女子です。微萌はいいですね♪
そうそう、昔の実用手紙の書き方って、いいんですよね。うちにも、ありまして。なんか、あこがれちゃいますよねw。