O・ワイルド著 【 W・H氏の肖像 】(図書館で探してみてください)
『 されど御身は常夏のごと色褪することなく、御身のものなる美を失うこともなし
御身、不滅の詩句の中に生きてあれば・・・・・ 』シェイクスピアのソネット集で讃え詠われている美少年 = W・H氏。
このW・H氏の正体を探求し、ある仮説に行き着いた青年シリル・グレアム。
グレアムを想うが故に 彼の仮説に翻弄され生きてきた男・アスキン。
アスキンはその仮説を今、若き友に語り伝え、一枚の肖像画を託す・・・・・ソネットでシェイクスピアが愛し、讃え詠った美少年は誰なのか。
W・H氏の謎への仮説の披瀝も面白く、
また
若き日のジョージ・アスキン氏 と シリル・グレアム氏
現在のアスキン氏 と 若き友人
それぞれが 微妙な空気で結ばれていて 行間に想いが漂うただよう。
この空気がとってもO・ワイルド♪
短編です。
微萌度:
★★★ ( シェイクスピアの時代、王と臣下 友と友のあいだで交わされていた
濃密な友情 も垣間見え・・・・・ )