斉藤 洋著 【 テーオバルトの騎士道入門 】
『 ハンスが馬小屋に泊まらなければならない時は、みんなが寝静まってから、
テーオバルトは馬小屋にやってきて、ハンスといっしょにわらにくるまって寝た 』男爵家の若君テーオバルト (15歳) が手本としている書物 “ 騎士道入門 ” には
「 竜の涙を手に入れないかぎり 一人前の騎士とはいえない 」 と書いてある。
テーオバルトは 祖父である現領主・老グリュック男爵から
跡目を継いでほしい と再三乞われているのだが
「 竜の涙を持たない自分はまだ一人前ではない 」 という理由で
領主の座を継ぐことを拒んでいる。
「 そもそも竜なんて おとぎ話の生き物なのに・・・・ 」 と
困惑しきりの老グリュック男爵は一計を案じ、
家来のハンスをお供につけて テーオバルトを竜退治の旅に出発させたのだが・・・・・
テーオバルト若様と そのお気に入りの家来ハンス。
主従もので いい感じ ( ニヤリ )
純粋で素直で真っ直ぐな少年テーオバルトは ちょっと世間知らず気味。
かなり可愛い。
お供の家来ハンスは三十歳くらいのいい大人。でも 茶目っ気たっぷりな人。
ほわり と暖かい関係のこの二人にずっとニヤニヤ。
お話のほうも ほわり とあったかい。 いい本です。
( 九章でハンスを止めるテーオバルトの台詞
「 神様が走って行って・・・ 」 には大笑いさ。ツボに嵌りましたよ )
ハンスのキャラは 過去とか友人関係とか色々想像しがいのある美味しさ。
いい歳だけど独身だよきっと 確実に ( 妄 ) ふふふ
微萌度:
★★★ ( 「 場合によっては嘘も仕方がない時がある 」 ハンスが言うと暖かい )