高村 薫著 【 神の火 】
『 俺の目玉ふたぁつ 』日本海に建設された巨大な塊・音海原発。
“ 世界は平和である ” という理想ありきで成り立っている 原発安全神話。
その原発を見つめる 不思議な存在感の青年・良 の執念が
心に空洞を抱えて生きていた男・島田浩二の何かを目覚めさせた・・・・・
↑ この解説 かなり間違ってると思います。
BOOKデータベースとして紹介されている文章でも
この作品のほんの一部のフォローしかしていないと思います。
深いです。
単行本として出版された版から文庫化された時点で かなりの改訂がなされたそうで
その文庫版を底本として更に新潮ミステリー倶楽部版で刊行されています。
島田浩二氏(39) が愛されまくっています。
みんなが彼を 愛憎入り混じった複雑な想いで大好きです。
島田氏をある意味作り上げた男・江口氏や幼馴染の男・日野、
あと アメリカ人もロシア人も島田氏のことが大好きです。
そんな皆のことを島田氏も 愛憎入り混じった想いで見つめています。
憎の念がなく執着したのは スラブ系の青年・高塚良くん(24,5)のこと。
彼への執着が 島田氏を少しずつ変えていき その結果・・・・・
コンピューターシステムですとか原子力の理論ですとかの専門的な用語にも負けず
ちょっと重い興奮のうちに読了できる一冊。
微萌度:
★★★ ( コース1〜6 全部知りたい )