出久根 達郎著 【 御書物同心日記 】
『 ここのすべてが、いやになってきたなあ。 あ、いや、丈太郎殿は別ですよ。 』時は江戸。
将軍様所蔵の稀本や珍本を収めた御文庫を管理する 御書物同心 の物語。
本の知識見識を見込まれて御書物同心となった青年・東雲丈太郎を中心に
江戸の人々の出来事を語る連作。
この丈太郎さんが 二十六歳にもなって なかなか純粋な青年で。
本のこととなるとしっかりしたモノなんですが色事に関しちゃあ天然。
とにかく本に係わっていられたら幸せな人。
そんな丈太郎さんとは対照的に 色々と世慣れた感じの青年が
同役 ( 後輩 ) の 白瀬角一郎。 なかなかのクセ者。
神がかり的な記憶力を持つ彼は そんな才能がある故か出世欲も高く、
今の仕事にちょっと不満あり。
この角一郎が丈太郎さんを構うかまう。
役目柄 宿直も一緒 下城も一緒。
そのまま一緒にお出かけもしちゃいます。
時に丈太郎さんが困惑顔なのも また一興。
シリーズで
続 御書物同心日記
虫姫
秘画
が でています。
微萌度:
★★★ ( 上役の時田敬之助さんも飄々とした青年でいい感じ。
上役だけど丈太郎さんより年下なのよ。ふふ )