ローズマリ・サトクリフ著 【 辺境のオオカミ 】
『 彼はヒラリオン百人隊長が自分をじっとみつめている、その細いが光る目を見返した。
目をそらしてはならないことがわかっていたから。 』ローマン・ブリテンシリーズ 四作目。
( 三作目は微萌とはいえないので とばしてますがもの凄い一冊です。
シリーズ中一番深い内容だと思う。児童文学じゃないです。児童という年代では消化しきれないよ。
“ ともしびをかかげて ” どっしり構えて読んでください。)重大な判断ミスを犯し、沢山の部下を死なせてしまったアレクシオス。
その責めを負い、中央の部隊から辺境の砦の司令官に転任させられた彼が
砦の荒くれ兵士たちに揉まれながら逞しい軍人になっていく物語。
部下の命の係った選択を再び迫られたアレクシオスは・・・・・
軍人の物語です。
司令官として 砦の近隣の部族と交流していく内に
その部族の次期族長クーノリクスと熱い友情を交わすようになるアレクシオス。
でも ひとたび 事が起こってしまった時 友は敵と成り代わり・・・・・
と こう来れば
アレクシオスとクーノリクス中心にお送りされるのかしら と感じますが
私の目線は アレクシオスとその部下の百人隊長ヒラリオン に注がれてたり♪
辺境の砦の百人隊長ヒラリオンは一筋縄ではいかない奴で。
皮肉な微笑みを浮かべ、心の底を見せない男です。
新任のアレクシオスが 自分たちの司令官としての器がある男かどうか、
的確に補佐しながらも冷静に見つめています。
アレクシオスも それが解っているだけに
二人の間はいつもスリリングなムードが漂っていて・・・・・。
甘くない、大人の香りです。
微萌度:
★★★★ ( 最後の数ページは かなりのご馳走♪ )