R・L・スティーブンソン著 【 さらわれたデービッド 】
『 「 どうして、わたしにそんなにやさしくしてくれるんですか?
どうして、こんな恩知らずが気に入ってるんですか? 」
「 まったくね。おれにもわからないな。」 』映画で祭7 “
マスター・アンド・ウォリアー ” の原作。
読んでみました。
まず、
映画は この原作ともう一冊、続編の “ カトリオナ ” という本を
ミックスして脚色したものでした。
この “ さらわれた・・・ ” にはヒロインは登場しません。
ヒロイン登場は 続編を待たねばならないです。
デービッドはまだまだ 少年を一歩出た程度の坊やだから
色恋話は早い ってな訳かもしれません。
しかし 坊やといっても 結構したたか というか、生意気というか。
考え方が皮肉っぽかったり僻みっぽかったりで 彼を見ていても
「 騙されて苦労して可哀想に 」 という感情はあまり湧いてきません。
攫われた件も ノコノコと・・・ な風でもあるし。
対してアランも 映画版での勇者っぷりや貫禄は 薄〜く・・・・・
自信過剰のお調子者で 結構な見栄っ張り。
勇猛果敢というより 思い切りがいいだけ ( 考える前に動いちゃう )
すぐ頭に血が上って 損得考えず喚いちゃう。
純粋単純おじさんアランを 冷めた少年デービッドが
『 なんでこんなのと関わっちゃったんだろう。
いや、嫌いって訳じゃないんだけどさぁ ・・・・・ 』
と思いながらも 結局離れずズルズル旅する物語 でした。
微萌度:
★★ ( 敵役のおじさんが結構可哀想× 甥っ子が可愛げないから
余計にそう思うのかな。原題は “ 誘拐されて ” だそうです。直球すぎ。)