なんだか急に冷え込みますね今日この頃。
雪掻き道具必須な土地 から
積もっても昼頃には勝手にとけちゃってる ってか滅多に雪降らないよ
という所へ越してきたので 寒さも随分マシだろうと思っておったのですが
とんでもなかった 寒いです。
引越し中に電気ストーブを破壊してしまったのもイタイ×
小型暖房器具の購入を検討中です あぁ懐がますます寒く ・・・
シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)ユーリ・ツェー


更新停止中にもモリモリとニヤリが蓄積されておったので
もうどこから手をつけようかという感じなんですが まずはこの作品から。
<多世界理論・パラレルワールド>を唱える物理学者ゼバスティアン。
それを舌鋒鋭く批判しているのは天才物理学者オスカー。
彼らは学生時代からの親友でもあった。
TV討論番組でオスカーと激しく議論した翌日、ゼバスティアンは息子を誘拐され
ある男の殺害を要求される。医療スキャンダルの鍵を握ると目されるその男は
妻マイケの知人でもあった。息子のために殺人を決行するゼバスティアン。
誘拐犯は何者か。何故ゼバスティアンが選ばれたのか。
余命わずかなシルフ警視にとって恐らく最後となる事件。その真相は ・・・“ もう1つの世界 ” とか “ 誘拐事件があった世界となかった世界 ” などの
煽り文句で飾られていたので てっきりSFミステリーだと思って手にした一冊。
哲学的思考ミステリー? 強迫神経的ミステリー?
私ゃ 愛の懊悩ミステリーとして堪能させていただきました。
ゼバスティアンとオスカーの ヤヤコしく絡んでしまった想いあい が素敵です。
“ 2人で1人 ” “ 他の誰とも違う唯一の人 ”
ある出来事で ゼバスティアンの胸に巣食った小さなコンプレックス。
常に一緒だった2人の間にできた壁。
「 物理学の正道から = 自分から逃げた 」 とゼバスティアンを非難するオスカー。
蜜月関係はギクシャクしてしまったのに それでも毎月1回は
ゼバスティアンの妻子を交えての食事会を続けている彼ら。
ゼバスティアンの妻とオスカーの間には当然ながら微妙な空気が漂ってます。
結婚パーティーのときのオスカーの態度ったら!分かり易すぎます(笑)
そういう関係となると女のほうが逞しいといいますか 怖いといいますか、
夫の親友に対して打ち解けた態度をとっている雰囲気を保ちつつ
実際は ゼバスティアンは私のものアピール をし続けている妻マイケ。
なんて怖い食事会(笑) 妻の勝利か と思いきや、
ギクシャクしているはずのゼバスティアンとオスカーは
なんとコマメに オスカーの住む屋根裏部屋で2人きりの時間を過ごしているんですな。
その事実を妻は知らない ・・・ ひゃぁ〜ッ
って ミステリー作品とは思えないレビューとなってしまいましたが
ちゃんと 事件が起こり、警察の捜査が始まり、複数の事件が縺れ ・・・ とミステリしてます。
シルフ警視も当然活躍。他にもイケイケがっぷりな女性警部や ほわわん系警察官など
いろんな場面が盛り込まれ、それぞれに想い抱えて生きているのですが
やっぱり 2人の物理学者の胸のうち が一番強烈なのでした。
微萌度 :
★★★★ ( ニヤリに出逢えるとは思わずに手にした本だっただけに
もの凄く得した気分になっちゃいましたよぅ。ニヤリってか ガッツリなんですものv )